根強いファンが存在する低価格カナル型イヤフォン。 外観はなかなかかっこいい。
私はこれまでTHE PLUGを2台購入してきたが、初期のロットと現在のロットでは、 イヤーチップの形状がかなり違う。 初期のものはなんだがネチネチふにゃふにゃして、非常に扱いにくく、ゴミもつきやすかった。 現在のものは、以前のものに比べると強度が増し、使い勝手は向上している。 装着感は現行ロットのほうが初期のものよりはマシだが、それでも決して良いとは言えないレベル。
もの凄い低音。音質はこの一言に尽きる。 しかも、締まりのない下品な低域が音像を支配していて、中高域がマスクされている感じ。 解像度も低く、安物イヤフォンの中でも「はずれ」と言える音質だと思う。 今となってはとても聴けたものじゃない。
私がTHE PLUGを購入した当時、カナル型イヤフォンという市場そのものが、まだまだ確立していなかった。 だから、たとえ音質は最悪でも電車の中でも音漏れがなく、遮音性が高いこのモデルは貴重なものであった。 豊富なカナル型イヤフォンが発売されている今となっては、お勧めできる品ではない。
このイヤフォンがいまだに人気である理由として、「改造が簡単にできる」ということがある。 MDR-EX51のイヤーチップを装着し、別途ギボシ端子を装着することによって、音バランスは 改善されるという。
今となってはお勧めできないが、カナル型イヤフォン黎明期を築いた名器といえよう。