HD600とほぼ同等の音質を誇ると言われるSENNHEISERの人気機種。 安いところでは、25000円程度で手に入るので、コストパフォーマンスは高い。 ハウジングの材質が安っぽいのと、専用のハードケースがついてこないというのが、HD600との大きな相違点だ。
装着感はかなり良く、さすがはSENNHEISERといったところ。 ケーブルは細く、頼りない。断線の報告もしばしば目にする。
音質はフラットで、バランスが非常に良く音場も広い。 FレンジはHD650ほど広くはないが、高域〜低域まで十分に出ている。 低域は好みが分かれるところで、若干締まりに欠けぼやけた感じがする。 これは、クラシックにおいては音の柔らかさを強調して好材料となり得るが、 ロック等のスピード感が求められるソースでは退屈に感じさせるかもしれない。 この辺の改善が行われたのがHD650だが、幾分低域よりのバランスになっているので HD600/580のようなフラットな特性のほうが好みという人もいるようだ。
インピーダンスが高いので、ポータブルCDプレイヤーなど出力の小さいもので実力を発揮することは困難だ。 従って、十分の出力が確保できるヘッドフォンアンプか据え置き型のCDプレーヤーが必要となる。
「コストパフォーマンスがいいから」とヘッドフォン本体のみを買って、後でもの足りなくなりヘッドフォンアンプを購入。 せっかくアンプ買ったんだから他のヘッドフォンも気になる・・・ といったヘッドフォン廃人スパイラルの入り口としていい機種ではないだろうか。