2wayドライバーを搭載するSHUREの最上位イヤフォン。
下位機種とは一線を画すデザインで、いかにもプロフェッショナルモデルといった印象だ。 私には、お世辞抜きにもカッコいいデザインだとは思えなかった。 ケーブルは太くしなやかさに欠け、取り回しも楽ではないが、頑強さを考えると心強い。 装着感はコードが太い分E4c等に比べると若干劣ると感じた。
音質は下位モデルとは別格。他モデルがかなり音に味付けしているのに対して、 E5cは原曲再現性を重視したような印象だ。そのため、ソースの良し悪しがハッキリと聴き取れる。
2wayドライバーということもあって、再生帯域はかなり広い。 低域は低いところまで伸びていて、高域もE4cと比べても高いところまで伸びている。 イヤーチップによって音質は大きく異なってくるが、 E4c、E3cと比較に比べると低域寄りで、バランス的にはE2cに近いと思った。
解像度は、5pro以上ER-4S以下。一つ一つの音に芯が通っていて、 音色の実体感は私の聴いたことのあるカナル型イヤフォンの中ではピカイチだと感じた。
他のSHURE製イヤフォン同様、音場はそれほど広くない。 いろんな楽器が同時になると、下位機種に比べるとマシではあるがゴチャゴチャした感じになる。
得意ジャンルは、ロック・ポップス。 私が聴いたカナル型イヤフォンの中では、ロックを満足できるレベルで鳴らしてくれる唯一のモデルだ。 ER-4S、5pro、E4cといった高級カナルイヤフォンは、どちらかというと線の細い音なので こうした力感のある音を出すモデルは貴重だと思う。