どう見ても安物にしか見えないカナル型イヤフォン、E3c。 下位機種E2cは断線が頻発するということで話題になっていたが、 このE3cはその反省を踏まえてか断線対策に力を入れたようだ。 私のE3cは既に購入から1年以上が経過しているが、断線の気配はない。
装着方法は独特で、コードを耳の裏側に回し固定するというもの。慣れるまではかなりストレスを感じる。 遮音性はカナル型だけあって非常に高い。しかし、ER-6iには劣る。 別売りトリプルラウンジイヤーチップを使えばER-6i並の遮音性を得られる。
やや中高域寄りな音。低域の量感はそこそこだが、ER-4S、ER-6iよりは出る。 音色はかなり色づけされていて、透明感は上位機種に劣るがまろやかで角がない。 ヴォーカルは艶やかでいい感じだが、ロックでは若干もの足りないこともある。 音場はカナル型なだけあって狭いが、安物とは一線を画している。 分離がそれなりに良いので、耳の中で音世界が浮かび上がるような印象。
得意ジャンルはクラシック、女性ヴォーカルもの。 ロックなどの尖った音楽には合わない。
同価格帯のER-6iとの比較では、個人的にE3cのほうが好みに感じた。 ER-6iのほうが基本性能は高いが、E3cの個性的な音作りが個人的には魅力的に感じる。