BEYERのオープンエアー型ヘッドフォン。。 デザインは個性的で、シルバーのイヤーパットをはじめ、 奇抜ながらもヘッドフォンらしさを忘れていない美しいデザインだと感じた。
装着感は非常に良好で、何時間でもつけていられる。 特にイヤーパットの手触りの良さは抜群だ。
解像度は高く、HD650等と比べても見劣りしない。音場もなかなか広い。 音の傾向は個性的で、低域の鳴り方に特徴がある。 すごく重い低音。まるで沼地にハマったかのような、圧迫感のある音。 超低域まで伸びているが、タイトに締まっているというよりはブーミーな印象だ。 BEYERのヘッドフォンが「暗い」と言われる理由が判った気がする。 逆に中〜高音にかけては鮮明で、非常に抜けが良い。若干の軽さを伴うすがすがしい音だ。 鮮明でクリアな高域とズブくて重い低域の対比が面白く、クセになる音だと感じた。
得意ジャンルはジャズとHR/HM。HR/HMとは言っても、疾走感があるノリが良いものよりも、スローでダークな重いサウンドが ヘッドフォンの特徴と相まって重厚なサウンドを奏でる。
基本的なヘッドフォンの性能は他社の上位機種に全く引けを取らない。 個性的な音のバランスがリスナーにどう受け止められるか。 汎用性はあまり高くなく、人によっては「掴み所のないヘッドフォン」と感じるかもしれない。 ただ、高い実力を秘めたヘッドフォンであることは間違いない。